Gadget 52:デバッグ上級
wrangler tail・DevTools・ログ分析で Cloudflare OS の不具合を深堀りする
デバッグ上級
「標準のログ」では足りないときに使う、開発者向けの深掘りデバッグです。
目的
- ブラウザDevTools・wrangler tail・生成configを駆使して原因を突き止める
- 再現・調査の手順を自分の武器にする
前提条件
- ログ早見表(05-logs-cheatsheet)
- 解剖知識(45)を合わせると効果的
手順
1. フロント側:DevTools で見る
- Network タブ: 実際の API リクエストとエラーコード
- Console: フロントの例外・警告
- Application タブ: ローカルストレージ・キャッシュ
# 観察のポイント
- どの API が失敗しているか(URL・メソッド・ステータス)
- リクエスト payload が想定通りか
- コンソールのエラーに原因ヒントがあるか
2. バックエンド側:wrangler tail とログ
ローカル run-local ではターミナル出力が全てです。必要あれば追加で詳細ログを:
# 起動を verbose 気味に、ログをファイルへ
pnpm run-local > /tmp/cfos-debug.log 2>&1 &
tail -f /tmp/cfos-debug.log本番(デプロイ済み Worker)なら:
npx wrangler tail3. 生成 config を見る
cat packages/workshop-backend/wrangler.dev.jsonc # バインディング確認「どの Gatekeeper が bind されているか」が原因の手がかりになることが多いです。
よくある失敗
| 症状 | 原因 | 対処 |
|---|---|---|
| ログだけで原因不明 | フロント/バックの両面を見ていない | DevTools とログを同時に |
| 再現しない | 状態(.wrangler)が進んでいる |
コピー環境で再現(49) |
| 本番で原因が見えない | tail していない | wrangler tail で監視 |
| 変更が原因か不明 | 直前変更を記録していない | 31 を確認 |
確認
次に読む
- バグ報告 → 32-template-bug-report
- run-local 解剖 → 45-internals-run-local
- ランタイム素振り → 53-workerd-runtime