レッスン4:量子ゲート入門

H・X・Z・CNOT の働きを、自由に組み合わせて実験できるゲーム感覚のレッスン

量子ゲート入門

量子計算は、Qubit に ゲート(状態を変える操作) をかけていくことで進みます。 代表的なゲートは次の 4 つ。まずは一覧で整理しましょう。

ゲート 記号 働き(直感的な意味)
アダマール H コインを「回す」。重ね合わせを作る
NOT X 表↔︎裏を反転させる(0↔︎1
Z Z 位相を反転(1 の符号を変える)
CNOT CNOT 「もし相手が 1 なら反転」。もつれを作る

ゲーム感覚でゲートを実験

ゲートを自由に選んで順番に適用し、状態がどう変わるか見てみましょう。

Tip

試してみよう - X を 2 回 かけると元に戻る(|0⟩ → |1⟩ → |0⟩)。 - H → H でも元に戻る(重ね合わせの干渉)。 - H → X → H はどうなる? 不思議な結果が待っています。 - H → Z → H も比べてみましょう。

回路図での表現

量子コンピュータの回路は、上から qubit0, qubit1… の順に横線を引き、ゲートを四角で置いて書きます。 HX はその qubit の線に置き、CNOT は制御(黒丸)と標的(+印)を縦線で結びます。

CNOT の復習:もう一方を「コピー」

CNOT は「制御 qubit が 1 のときだけ、標的 qubit を反転」します。 これを使うと、もつれ(レッスン3)や、計算の中核となる操作が作れます。

まとめ

  • X は反転、H は重ね合わせ、Z は位相、CNOT は「条件付き反転」。
  • ゲートはユニタリ変換=すべて元に戻せる操作(不可逆な計算がない)。
  • 回路図は「上から qubit、線の上にゲート」で表す。

次は、確率をデータとして読む「測定と確率」を詳しく見ます。