利用上の注意点:この CMS を使う前に読んでおきたいポイント

slug 重複・YAML エスケープ・画像・ビルド時間など、この CMS 特有の注意点をまとめました。
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Published

August 2, 2026

利用上の注意点

この CMS は便利ですが、「GitHub の Issue を原稿にする」「Quarto で実行・生成する」という性質から、いくつか気をつける点があります。ここでは重要度の高い順にまとめます。

① slug は必ずユニークに

slug が重複すると、後から処理される方の記事が スキップ(無視)されます。特に:

  • Issue と Discussion の間でも重複 NG
  • コピーして新規記事を作る際に slug の変更を忘れがち
slug: my-first-post   # 使い回さない
slug: my-second-post  # 一意に

② YAML のコロン(:)に注意

値の中に :(コロン+スペース)を含むと YAML 解析エラーになります。

title: "Tutorial: 公開手順"   # OK(引用符で囲む)
title: Tutorial: 公開手順      # NG

title だけでなく excerpt も同様に注意してください。

③ 画像は「GitHub が発行する URL」のまま表示

この CMS は画像をローカルに保存せず、Issue に貼った画像の URL をそのまま使います

  • 長所: 仕組みがシンプル・ GitHub 仕様の変化に強い
  • 短所: GitHub が画像を保持している間だけ有効(外部の Issue 等を消すと表示が切れる)

運用上は「画像を貼り直したら URL が変わる → 記事も更新が必要」という点だけ覚えておいてください。

④ コードを実行するとビルドが遅くなる

{python}{r} のブロックは毎回(変更時は)実行されます。

  • 重い計算・大きいデータは #| cache: truefreeze: auto でキャッシュ
  • どうしても重い処理は「結果の図を画像で貼る」に切り替える手もある
  • コードを含まない記事はビルド時間にほとんど影響なし

⑤ 反映まで数分かかる / 定期ビルドは遅延する

  • GitHub Pages への反映は Actions 完了まで数分かかります
  • 15分ごとの定期ビルドは GitHub 側の状況で遅延することがあります
  • すぐ反映したいときは、Issue 編集 or ラベル変更、または Actions タブの workflow_dispatch(手動実行)を利用

⑥ Discussions を使うには事前設定が必要

Discussion を原稿に使う場合:

  • リポジトリの Settings > Features > Discussions を有効化する
  • 投稿用のカテゴリ(例: blog)を用意する
  • Issue 版だけであれば設定不要

⑦ コード実行環境(Python / R)

  • Python: この CMS ではデフォルト有効。requirements.txtjupyter, numpy, pandas, matplotlib, seaborn, marimo)をビルド時にインストール
  • R: 既定ではオフ。使いたい場合は .github/workflows/build.ymlENABLE_Rtrue に変更
  • 使いたいパッケージが増えたら requirements.txt に追記

⑧ category は1つ

category は1つだけ書けます(配列ではなく単一の値)。複数カテゴリで整理したい場合は tags を使いましょう。

まとめ

  • 最低限守るのは slug の一意性YAML の引用符
  • 画像・ビルド時間・反映遅延は仕組み上の特性として理解しておく
  • 細かいところは DEV-MEMO.md にもまとめてあります