実例:Python でデータ分析の結果をそのまま記事に埋め込む

データ読み込み→要約統計→可視化までを Quarto のコード実行で完結させる実践例です。
blog
Published

August 2, 2026

Python でデータ分析記事を書く実例

ここでは「データを読み込み → 要約 → グラフ」までを、Quarto のコード実行だけで完結させる例を示します。画像を一切アップロードしていません。

1. データの読み込み

GitHub の公開データセットを直接読み込みます(#| echo: false でコードを非表示にしています)。

行数: 244

2. 要約統計量

データの概要をそのまま表示します。

df.describe()
total_bill tip size
count 244.000000 244.000000 244.000000
mean 19.785943 2.998279 2.569672
std 8.902412 1.383638 0.951100
min 3.070000 1.000000 1.000000
25% 13.347500 2.000000 2.000000
50% 17.795000 2.900000 2.000000
75% 24.127500 3.562500 3.000000
max 50.810000 10.000000 6.000000

3. 可視化

グラフも実行結果として自動埋め込みされます。

import seaborn as sns

sns.histplot(df["tip"], kde=True)
チップ額のヒストグラム。右に長い裾を持つ分布
Figure 1: チップ額のヒストグラム

4. 条件ごとの集計

df.groupby("day")["tip"].mean().round(2)
day
Fri     2.73
Sat     2.99
Sun     3.26
Thur    2.77
Name: tip, dtype: float64

何が起きているのか

上のコードは この記事がビルドされるときに実行され、表やグラフが HTML に埋め込まれます。

  • 元データが更新されれば、記事を再ビルドするだけで結果も更新
  • 「コード」と「結果」が常に一致するため、誤ったスクリーンショット貼り間違いが起きない
  • 読者に「コードと結果の両方」を見せられるので、再現性も高い

コードを載せたくない部分の扱い

「実行はするけどコードは表示しない」部分は #| echo: false、逆に「コードは見せるが実行しない」部分は #| eval: false と使い分けます。

パターン コード表示 実行
デフォルト する する
#| echo: false しない する
#| eval: false する しない
#| echo: false + #| eval: false しない しない

まとめ

  • 読み込み → 集計 → 可視化まで、コードブロックだけで完結
  • 結果は常に最新で、画像アップロード不要
  • #| echo / #| eval を組み合わせて「見せ方」を調整

Issue にこのままコードを書けば、この CMS でも同じ動きをします。