1つの原稿から複数形式を出力できる
Quarto はブログだけのツールではありません。同じ .qmd ファイルを、目的に応じて別の形式に「焼き直す」ことができます。
出力できる形式
| 形式 | 用途 | コマンド例 |
|---|---|---|
| HTML | Web サイト・ブログ | quarto render article.qmd |
| 論文・レポート・スライド | quarto render article.qmd --to pdf |
|
| Word (docx) | 社内文書・提出物 | quarto render article.qmd --to docx |
| PowerPoint | プレゼン資料 | quarto render article.qmd --to pptx |
| reveal.js | ブラウザで動くスライド | quarto render slide.qmd --to revealjs |
| EPUB | 電子書籍 | quarto render book.qmd --to epub |
なぜ便利なのか
1. 内容と見た目が分離されている
原稿には「内容」だけを書き、形式ごとの見た目は frontmatter やテーマで切り替えます。同じ記事を「ブログ用 HTML」にも「提出用 PDF」にもできる、ということです。
2. 表や図の位置・スタイルも自動調整
コードで作った図は、形式に合わせてサイズが自動調整されます。手でレイアウトする必要がありません。
3. 書籍モード
複数の .qmd を _quarto.yml で book プロジェクトにまとめると、目次・章番号・相互参照つきの書籍になります。
この CMS との関係
この CMS は「ブログ(HTML)」に特化していますが、Quarto 本来の柔軟性の上に成り立っています。将来的には:
- 記事を PDF に書き出して保存版にする
- 特定の章だけスライド化して勉強会で使う
といった使い方にも発展できます。
まとめ
- Quarto は「HTML 専用」ではなく、多形式対応の文書エンジン
- 内容と見た目が分離されているため、メンテナンスが楽
- この CMS では HTML(ブログ)として活用中。必要に応じて PDF 等にも展開可能