GitHub Pages は無料で使えますが、利用制限があります。この記事では公式ドキュメントに基づく制限・閾値を整理し、このテンプレートでの運用にどう影響するかをまとめます。
参考: GitHub Pages limits(2026年時点)
利用制限の一覧
| 制限 | 値 | 種別 |
|---|---|---|
| 公開サイトのサイズ | 1 GB まで | 推奨・ソフト |
| ソースリポジトリのサイズ | 1 GB が推奨 | 推奨・ソフト |
| 帯域幅(転送量) | 100 GB / 月 | ソフト |
| ビルド回数 | 10 回 / 時間 | ソフト |
| デプロイのタイムアウト | 10 分 | ハード |
補足:
- 1 サイトあたりの制限です。ユーザーサイト(
username.github.io)は 1 つ、プロジェクトサイトは複数持てます。 - 帯域は「GitHub Pages サイト」へのアクセス分に適用され、リポジトリや Releases のダウンロードとは別です。
- 帯域はサイトごとに設定されています(複数のプロジェクトサイトがある場合は個別に計算される考え方です)。
ハード制限とソフト制限の違い
ハード(絶対): デプロイのタイムアウト 10 分
- デプロイが 10 分を超えると失敗します。
- 依存関係のインストールが遅い、画像処理が重い、といった場合に引っかかりやすい項目です。
ソフト(推奨): サイズ・帯域・ビルド回数
- 超過しても即停止や課金は発生しません。
- 継続的に超えると、GitHub から連絡が来て帯域を絞られる(スロットリング)ことがあります。
- 深刻な場合はサイトが停止されることもありますが、まずは警告メールが先です。
このテンプレートへの適用
ビルド回数は実質対象外
「10 ビルド / 時間」の制限は 標準の Jekyll ビルドパイプラインに適用されます。このテンプレートは GitHub Actions のカスタムワークフローでビルド・デプロイするため、この制限の対象外です。
その代わり、次の点に注意してください。
- Actions の実行時間は無料枠(パブリックリポジトリは無料)に依存します。
- デプロイ全体は 10 分のタイムアウトに含まれます。
npm ciのキャッシュ(workflow にcache: npmを設定済み)で高速化しています。
サイズに効くのは主に画像
このブログはテキスト主体です。画像は外部 URL 参照(GitHub が自動生成する URL)のため、リポジトリと公開サイトのサイズにはほとんど影響しません。大きなファイルをアップロードし続けるとソースリポジトリが大きくなるので注意してください。
帯域の現実的な目安(計算例)
100 GB/月の帯域はどのくらいのアクセスに相当するかを試算します。
1 ページあたり 500 KB(HTML + 画像含む)の場合
100 GB ÷ 0.5 MB ≒ 20 万ページビュー / 月
1 ページあたり 2 MB(画像多め)の場合
100 GB ÷ 2 MB ≒ 5 万ページビュー / 月
画像が多いサイトほど帯域を消費します。テキスト主体のブログなら数万 PV/月までは十分収まる範囲です。
超過を避けるための対策
| 対策 | 効果 |
|---|---|
| 画像は外部 URL 参照(このテンプレートの方式) | サイトサイズ・リポジトリサイズを増やさない |
| 画像を圧縮・適切なサイズにリサイズしてから貼る | 帯域・読み込み速度の改善 |
| CDN(Cloudflare 無料版など)を前段に置く | 帯域消費を大幅に削減できる |
| 公開を取り消した記事のラベルを外す | サイトサイズを一定に保つ |
まとめ
- 公式制限: サイト 1 GB / 帯域 100 GB/月 / デプロイ 10 分(ハード)
- このテンプレート(Actions 方式)はビルド回数制限の対象外
- ソフト制限の超過は即停止・課金ではなく、警告とスロットリングが基本
- テキスト主体 + 画像 URL 参照のブログなら、ほぼ現実的な心配はない
「無料でどのくらい使えるのか」を事前に把握しておくことで、運用規模の見積もりと、必要になった際の移行判断(CDN 導入やホスティング変更)の基準になります。